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副腎皮質機能低下症の体験談を告白

副腎皮質機能低下症の体験談を告白 体力ない系
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こんにちは!体力ない系ワーママのなごみすずらんです。

私は3年ほど前に副腎皮質機能低下症が発覚し、治療をし始めてから人生が見違えるように明るくなりました。

それが見つかるまでは私にとって疲れやすかったり、体が痛くなりやすいのが当たり前のこと。

疲れやすく運動もしていないので、体力がないだけ。
みんなが耐えられるような痛みでも、気にしてしまうくらい痛みに弱いだけ。
そんな風に自分が悪いようにずっと思っていました。

すずらん
すずらん

体調が良くないので、

少しのことで精神的に追い詰められることも頻繁にありました…。

ですが、それは決して私の心が弱いだけではなかったのです!

私が副腎皮質機能低下症が発覚する前に気になっていた主な症状としては、
・慢性的にとても疲れやすく回復に時間がかかる
・体が痛くなることがある
・気持ちが沈みやすい
・急に力が入らなくなる(ペンが持てなくなったり、立っていられなくなったり)
などなど様々な症状がありました。

同じような症状で悩む方のために、副腎皮質機能低下症について私の体験をお話します。
(同じような症状でも違う病気が隠れている可能性があります。詳細なことは医師とご相談ください)

1.そもそも副腎皮質機能低下症ってなに?

副腎皮質とは、左右の腎臓の上にある小さな三角の形をした臓器で、体の機能を一定に保つため必要なホルモンを分泌しています。

副腎皮質機能低下症では、さまざまな理由でこの副腎皮質から分泌されるホルモンが減ってしまいます。

2.一般的な症状

一般的に、副腎皮質ホルモンの分泌は朝に多いので、分泌量が減っている(または欠乏している)と、朝の方がしんどくて、夜の方が元気になりやすい傾向があります。

このホルモンが減ると、疲れやすかったり、全身の筋力が低下したり、体重減少、低血圧、精神症状など様々な症状が現れます。

3.私の症状

私の症状としては

  • 疲れやすく、なかなか回復しない(買い物は2時間が限界。それ以上はかなり休憩時間をとらないと帰れなくなる)
  • 全身の痛み(触ると痛い、服がこすれると痛い、肩こり、胃痛など)
  • 急に力が入らなくなり、ペンが持てなくなる(学生の時困ってました…。両手でペン持ったりしてました。)
  • 体重は高校生から妊娠前までほぼ変わらず。
  • 不安や焦燥感などの精神症状(これはPMS(月経前症候群)やHSP、もともとの性格などの影響もあるかも。でも治療開始後かなりましになりました)

などなど…、ここに挙げた症状は一例で様々な症状がありました。

ですが、一番つらかったのは倦怠感と精神症状でした。

3.私の副腎皮質機能低下症が発覚した経緯

副腎皮質機能低下症がわかるまで

いきなりですが皆さんは、

「なんであんなにみんな動けるんだろう。疲れないのかな・・・?」

や、働いている方なら

「休日に外出したら、翌日から1週間も働けないよ。」

なんて思ったことありますか?
私はずっとそう思って生きてきました。

ランニングなんてとんでもないこと。
ウインドウショッピングはただ疲れるだけのこと。
それなのに、皆なんでできるんだろうと本気で思っていました。

友達と旅行やお出かけをしても、いつも真っ先にへばって機嫌が悪くなり、気を遣わせることもしょっちゅう。
(私としては機嫌が悪いのではなく、歩くのも精一杯で元気がなかったのです…。)

大学生だったある時、友達とディズニーランドに行きました。
いつものように真っ先にへばって、ご飯を食べに行くことになりました。
レストランを探していると顔色がかなり悪かったようで、みんなに心配をかけてしまいました。

ところが、ご飯を食べて一息つくとさっきの疲れた顔はどこへやら。
元気になっていました。
そんなことが何度も続き、友達に低血糖ではないかと言われたのです。

確かに今までも疲れた時に過食しないと耐えられないことがよくありました。

そこで自分はすぐに低血糖になってしまう体質なんだと思い込みました。

実際体調不良で受診した際に、昔からのかかりつけ医(主科は外科)にも話を聞いてもらい、
「食事をとって回復するなら低血糖なのではないか?」
と言われ、さらにそう思い込んでしまいました。

体の痛みも昔から時折ありました。
高校生の時から肩こりがひどく
「若いのに…」
とよく言われていました。

胃痛も学生時代からあり、ストレスにより悪化するので精神的なものだと思っていました。

そして就職後。
忙しく働き続けていくうちに、だんだんと痛みとだるさで体が動かなくなり、出勤できない日が増えていきました。

副腎皮質機能低下症発覚

その頃には職場の近くのクリニックに通うようになっていました。

その時からの主治医(代謝内分泌)に
・低血糖をよく起こすこと
・疲れやすく体が動かない
・体や胃の痛み(主に触ると痛い、服がこすれたりするだけで痛い)
・精神的症状(主に不眠や不安、焦燥感)など
について、何度か相談するうちに違和感に気づいてもらえました。

医師からは
・血糖降下薬を使っているわけではないのに、頻繁に低血糖を起こすのはおかしいのではないかということ(→本当に低血糖なのか?)

・胃が痛いとずっと思っていて、胃薬も処方されていました。(飲んでよくなったり、ならなかったりしていました。)
ですが触って痛いのは胃が悪いのではなく、神経痛ではないかということ

などから、ホルモンの検査をすることになりました。

1か月ほど大きな病院に週1回通った結果、やはり副腎皮質ホルモンの分泌が少なめであるということでした。

副腎皮質機能低下症発覚後

それからは内服薬での治療を開始し、仕事の負担も軽くしてもらったおかげで1年くらいでずいぶん改善しました。

具体的には
3か月に1日元気な日があるかないか→月に2~3日しんどい日がある
くらいまで改善しました。

今まで体がだるいのが普通だった私からすると、かなりの改善です。
見つけてくれた先生には感謝しかありません。

妊娠・出産という大きな出来事に耐えることができたのも、治療をしていたおかげだと思います。

まとめ

長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

副腎皮質ホルモン自体が体の調節機能の役目を持つため、人によってさまざまな症状が現れます。

すずらん
すずらん

私の経験上ですが、

”寝たり休んだりしてもなかなか治らないだるさ”

というのが特徴かなと思います。

ホルモンの分泌の程度(少し足りないのか、まったく分泌されていないのか)でも症状の重さが変わってきます。

最初にお伝えした通り、同じような症状でも違う病気が隠れている可能性があります。
ただ、自分は疲れやすいんだと放っておかず、医師とご相談ください。

私は30年以上気づかずに苦労しました。

副腎皮質ホルモン自体は通常の採血などではわからないので、この記事を見て気になる症状があった方は一度代謝内分泌科にご相談いただくことをお勧めします

一人でも多くのママが楽になりますように。

すずらん
すずらん

ここまでご覧いただきありがとうございました。

お読みいただいた方のお役に立てたら幸いです。

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